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いい社会福祉法人をつくりましょうⅠ

TNC「理念チーム」の白根です。

 

私は一般社団法人ハッピーチョイス代表であり、障害者福祉サービス事業(就労継続支援B型事業所)をおこなっています。

現在、一般社団法人から社会福祉法人設立への移行を進めています。

社会福祉法人の設立の過程を何回かにわけてお伝えします。

 

  • まずは「営利法人」と「非営利法人」について説明します。

営利法人とは物質的利益を法人の構成員に分配することが認められている法人をいうのに対し、それ以外の法人が非営利法人。

よく「営利法人」と「公益法人」を比較したように表現することがありますが、これはあくまで便宜的なもの。営利性の有無と公益性の有無は本来次元の異なるものであって、公益法人の「公益」とは不特定多数の利益を図ることを言います。

営利法人を例で言うと、株式会社や合同会社、合資会社などがそれにあたります。

一方の非営利法人は、一般社団法人や一般財団法人、NPO法人、そして社会福祉法人などとなります。

 

  • なぜ「一般社団法人」から「社会福祉法人」へ

社会福祉法人とは、社会福祉事業を行うことを目的とした非営利団体です。

社会福祉法に基づいて設立された「社会福祉事業を行うことを目的として、法律の定めるところにより設立された法人」と定義されています。

社会福祉法人は地域における公益的な取り組みをおこない、より地域に根差した福祉事業を目的としています。

一般社団法人でも社会福祉法人と同じ福祉事業をおこなうことはできます。

しかしより一層、地域社会への貢献を目的として「地域における公益的な取り組み」を行うため、それを長く継続していくために私は「社会福祉法人」設立を進めています。

 

  • 社会福祉法人の要件〝法人の資産〟

社会福祉法人は、社会福祉事業を行うために必要な資産を備えなければなりません。(社会福祉法第25条)

そして「社会福祉事業を行うために直接必要なすべての物件について所有権を有していること」とあるため土地、建物が法人所有でなければいけません。

一般社団法人ハッピーチョイスの物件は賃貸でした。しかし社会福祉法人の認可を受けるためには物件購入が必要です。現在の場所(千葉県松戸市松戸:駅から徒歩10分程度の場所)周辺で基準に見合った面積があるところを探していました。

2023年3月、法人職員の実家が売りに出す話がありました。182.38㎡の一軒家。施設基準にピッタリの物件です。現在の小さい法人では、もちろん購入するための資金はありません。

物件を購入するため融資先銀行へ「事業内容、理念、事業計画」「過去3年間の決算書」「2023年~2025年の収支計画表」提出。

収支計画表は銀行担当の方「ここまできちんと記載できているとは…」と褒められました。

個人的に日々つけている資金繰り表が発揮したのだと思います。資金繰り表作成は経営者が経営実態を数字で可視することで、経営者がやるべきことの一つです。

資金繰り表作成方法はTNCメンバーに時間をかけて教えて頂いた私の財産となる知識です。

銀行から融資を受けることができ、2023年4月一般社団法人ハッピーチョイス 就労継続支援B型事業所ハッピーワーク松戸は新しい物件へ引越ししました。

これから松戸市と協議しながら認可に必要な手続き、書類作成、評議員、理事の選出を進めていきます。

一般社団法人happy choice

代表理事 白根邦子

 

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