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1行でいいから書く

ありがたいことに、この記事の筆者はちょくちょく専門誌への寄稿の依頼や、書籍の執筆の依頼をいただきます。

加えて、自分の事務所のブログや事務所のお客様向けの個人新聞、さらには自分の趣味用のnoteや、インスタに読書記録まで書いているので、なんでそんなに文章を書けるの? と不思議がられることがたまにあります。

特に、文章を書くこと自体が苦手な人からすると、自分のようなタイプはかなり不思議に見えるようですが、なぜ書けるかと言われれば、書いてるから書けるだけです。

禅問答みたいですが、文章を書けない人は、たいていはそもそも文章を1行も、あるいは1文字すら書いていません。頭の中で考えたり、アイディアを口に出したりはしてるかもしれませんが、紙やPC画面に文字を残していないのです。

何も書かずに頭の中だけで何かを考えてる状態というのは、はっきり言って、夢を見てるようなもの。

夢なので、好きなことを好きなように思い浮かべることもできるし、構成や文脈を気にする必要もありません。都合の悪いことは何も考えなくていいし、なんなら忘れてしまうこともできます。

しかし、頭の中で考えてることを、1行でも文字にすると、途端にそこには現実が現れます。

次の行をどうするか、文章全体の流れはどうするか、起承転結は? 文章の主題は? そもそも最初の1行はこれでいいのか、などなどを具体的に考えざるを得ません。でないと、まともな文章にならないからです。

「行動すれば次の現実」という、故・石原明さんの言葉がありますが、文章を書くことにおいては、1行でも何かを書くという行動が、次の現実、つまり、次の行を生んでいくわけです。

なので、文章を書くことが苦手、という人は、まずは1行、何か書くところから始めてみてはどうでしょうか、という話。

文章の上手い下手はその後の話だし、仮に下手くそな文章でも、文章が現実にあれば、後から直すことだってできますしね(何も書かれてないとそれもできない)。

そして、この「1行だけでもいいから」というのは、要は「まずは一歩踏み出す」ということなので、文章を書くことに限定されない、普遍的なことだといえます。

社会保険労務士 川嶋英明

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