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顧客や従業員の感動を増やすことは、幸福につながるのか?

 

TNC「経営理念チーム」の河上です。

今回は、顧客や従業員の感動を増やすことは、幸福につながるのか、そして、いい会社を増やすことにどのようにつながっていくのか、について考えてみたいと思います。

前回のブログでご紹介させて頂きましたが、顧客や従業員が感動するような価値、すなわち「感動価値」については、私は以下のような定義づけをしております。

「感動価値」とは、企業が顧客に提供する商品・サービスに対して、顧客が感動するような付加価値のこと。また、顧客へ感動価値を提供する経営陣や従業員自身も、自らの仕事に対して感動するような価値。

※前回のブログは、文末にURLを添付させて頂いております。

それでは、企業に「感動価値」が増えると、いい会社が目指すような「社員とその家族の幸福」につながるのか、というテーマについて考えてみたいと思います。

いい会社では、会社と関係する方々の「幸福」がテーマになっています。そして、「幸せ」を「物心両面の豊かさ」と定義している会社が多くあります。

つまり、経済的な安定や豊かさと共に、仕事を通じて生きがいや働きがいといった人としての精神的な豊かさを求めていくということです。

複数の研究から、人間の幸福度は、ある一定の年収(800万円程度)をピークに、上昇しなくなることが分かっているようです。

つまり、幸福感を得る上で、経済的のみならず、精神的に満たされることは、とても大切であるということです。

また顧客は、企業が提供する商品やサービスを介して、どのような時に感動するのでしょうか。

例えば、その商品・サービスが事前の期待を超えた時や、提供者の想いやおもてなしの心が伝わった時など、精神的に満たされた瞬間に感動的な気持ちになります。

顧客に「感動価値」を提供することは、商品・サービスを通じて、顧客にこのような充足感を感じてもらうことです。

また、企業が顧客に「感動価値」を提供しようとする姿勢は、その姿勢に共感する従業員にとっても感動につながっていきます。

そして、従業員が顧客に「感動価値」を提供できたという実感もまた、従業員にとって感動的な瞬間となります。

このように、人が感動しているような状態は、精神的に満たされた状態だと言えます。

よって、企業が「感動価値」を増やすことは、顧客や従業員とその家族の幸福を増やすことにつながるのです。

そして、感動に至った顧客は、その気持ちを口コミとして知人へ伝えていきます。そして、企業の顧客は少しずつ増えていき、会社の業績は高まっていきます。

また、その会社で働くことに誇りを持ち、感動できる従業員は、生きがいや働きがいを感じながら、会社と共に人生を歩むことができるのではないでしょうか。

いい会社では、従業員が仕事を通じて、感動や働きがいを感じてもらえるよう、「効率」と「共感」の両輪を大切にしています。

ここでいう「効率」とは、「経営の効率化」のことです。

つまり、制度や設備、仕組みを整えるといった、経営効率や業務効率を上げるための環境整備のことです。

そして、「共感」とは、「経営者と従業員との共感」のことです。

つまり、経営者が、従業員の感情や働きがい、モチベーションといった内面にも寄り添いながら、ワンチームとして共に成長していこうとする姿勢のことです。

また、従業員が会社の経営理念・方針・目的を自分ごととして働いていけるような、企業風土を育むことも重要です。

次回は、このあたりの内容を含め、「感動価値」を増やすことが経営理念の実現とどのようにつながっていくのかについて、もう少しお伝えできればと思っております。

(河上 朗)

前回のブログはこちら:https://e-kaisha.info/?p=521

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