ブランドって?!【海外進出を踏まえて】

　私は経営者の方々と、知見を拡げ共にビジネスの相互交流・国際促進への勉強等を行っている会に所属しています。会の活動の一環として、山形でイン・アウトバウンド等の活動をさせている団体の交流を兼ねてセミナー行ってきました。今年は、香港から香港日本商工会議所の中小企業部会会長と香港で日本の食材・食品を輸入している有限公司の会長、地元の食肉加工販売会社の講演でした。

その有限公司の会長の講演でのお話です。
　筆者が質問を当てられたのですが…
　　サンキストって聞いて何を浮かべますか？➡答:ジュース・レモン・オレンジ。
　　では何故それが浮かびますか？➡答:オレンジにサンキストのシールが貼ってあるで。
　応えている私自身も「はっ」としましたが、自然に刷り込まれていますよね。
　　★見てすぐ浮かぶ…これもブランド化の一つ!!★

　こしひかり・ささにしき・あきたこまち･･･日本の美味しいお米は多々ありますが、これらは、ブランドではなく品種です。最近ではベトナム産・中国産のこしひかりも出回っているそうです。
　　★ネーミングも含め、他の地域や商品と差別化できる『工夫（売り）』が大切!!★

　日本の果物に張られたシール品種が記載されたもの多いです。箱から〇〇県のものというのはわかるのですが、どこの地域のものか生産者・販売者がわからないものが多いです。
　香港は経済的には一国二制度で、まだまだ市場があり日本の食材・食品は大人気です。海外進出も可能性は大です。また、このセミナーでは地元銀行・県市の担当者も参加し、山形の物産をどう広めていくかと意見交流もありました。県や市が自主的に応援していくべきとの意見も多々出ていました。
　企業の商品販売・製造販売も同じではないでしょうか！自社の商品の強みを活かした商品を開発する、販売会社は強みを活かした販売を考案する･･･などなど。
　そして、公共機関や地域を巻き込んだ取り組みも考えてみては如何でしょうか。
　日本の良い製品・商品が世界に広がり、日本の企業が更なる発展する願って。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かなもと税理士事務所
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　税理士　金本 清美