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「生きていてよかった」と思えるような環
境を作り出していく。

あけましておめでとうございます。TNCメンバーの鹿島と申します。
2023年となり、不安定な世相が渦巻いていることが明らかに伝わってきます。
無理矢理明るく、陽気にできるものでもないですね。

ウクライナの戦争ができうる限り早く終結し、極寒の中でインフラの途絶えた生活を強い
られている人々の不安が解消されますように。今は祈ることしかできません。
そして日本においても人々を支える繋がりや基盤が壊れ、孤独や不安に押しつぶされてし
まっている人が後を絶ちません。

私たちの前提としている<自明性>が揺さぶられている、もしくは壊れてしまったことに
以前から気づいてはいたけれど、眼前にその瓦解が現れてきてしまっているからでしょう
か。
家族や仲間や会社の共同性や民主主義や資本主義の透明性・合理性が、全く期待できるも
のでなくなってしまったことに。砂粒になってしまった個人にダイヤモンドの強さを求め
られていることに。
私は現在40代半ばで就職氷河期世代のど真ん中。時代に翻弄され不安定な生活を送ってき
ましたが、昨年12月16日に発表された内閣府「全世代型社会保障構築会議報告書」では、
ついに将来社会の懸念材料となってしまいました。
「高齢期はもとより、全ての世代において独居者が増加し、2035 年頃には、不安定な雇
用・生活環境に直面してきた就職氷河期世代が高齢期を迎え始める中で、孤独・孤立の問
題も深刻化するおそれがある。また、特に人口減少が急速に進む地域では、地域における
支え合い機能が低下し、日常生活の維持も困難になってくると想定される。」

引用:全世代型社会保障構築会議 報告書
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/pdf/20221216houkokusyo.pdf

悲観ばかりでもよくありません。やはりこの絶望の中でどう生きていくのか、ですね。
孤独はつらいことですが、甘い誘惑でもあります。
目の前で、自身の活動範囲の中で、<孤独に逃げず、仲間と呼べる人たちを作っていく
>。所属集団の中で、<自身のポジション取りばかりに囚われず、普遍的共通価値を求め
る>。
そして最終的に「これが幸せと呼べるものか」「生きていてよかった」と思えるような環
境を作り出していく。
私がTNCの活動に参加する理由はこのようなところです。
(メンバー皆さんがこんな暗い感じではありません。あしからず。)
「いい会社」づくりや研究が少しでも生きていく人々の安定に繋がりますよう。
年初なので(だから?)少し重たくなってしまいましたが、2023年のスタートです。

今年もよろしくお願いいたします。

鹿島謙輔

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