人手不足・人手不足って言うけれど。。。
TNC「モノづくりチーム」担当のこいけ靖子です。
色々な業種の中小零細企業の経営者や管理職の皆さまに面談し、
お困りごとの解決や緩和のサポートをするのが私の仕事であります。
最近の経営者や管理職の皆さまの多くがルーティンにされているのは、
ご挨拶代わりに開口一番、人手不足です!からのスタートです。
人手不足にまつわるお話をされるのが、お約束のような日々が続いております。
深刻な人手不足
希望するような人材の採用が難しいだけではありません。
それどころか、
求人を出しても応募される方もほとんどいない日々が続き、
採用コストだけが膨らんでいます。
これがしっかり業績を上げ多くの仕事を抱えていらっしゃる
中小零細企業の現実であります。
そのような会社さんに、まずお願いすること。
今働いている皆さんが誰一人退職しないようにしましょう。
そのためには、魅力的な職場であり続けることが何より重要です。
チョッとした改善で働きやすくなることはありませんか?
現場の意見をしっかり聞いてみてください。
丁寧なコミュニケーションで、
大きなコストをかけずに3Kや4Kが緩和される余地があるはずです。
現場をかかえる中小零細企業は、人手不足を補うために、
外国人労働者の皆さんの活躍を求めていらっしゃいます。
2040年には「外国人労働者は需要に対して42万人不足する」
「9都県において、生産年齢人口に占める外国人労働者の割合が10%を超える」
といったレポートもあります。(JICA(独立行政法人 国際協力機構2022-7月)
これは、日本が外国人労働者に選ばれる国にならないといけない!
という事実を示していることでもあります。
深刻な人手不足
人口減少により15歳以上65歳未満の生産年齢人口は
減少の一途をたどっていますが、私は労働力人口や就業率に注目しています。
働こうと思っている労働力人口と、
実際に働いている就業率には随分と乖離があると思っているからです。
確かに徐々に就業率は上がっていますが、
働きたいと思っている人が十分に働いている現状ではないにもかかわらず、
「深刻な人手不足」と誰もが言っているのです。
少しでも働くことで社会参加したいと思う人に、
会社で大いに働いてもらおうではありませんか!
働くことに消極的な人に、
働くことの素晴らしさを見てもらおうではありませんか!
誰もが働いて確かな実りある人生を送れるような社会でありたいと。
そのためには、
雇用のミスマッチの解消に取り組むことが大切ですね。
まずは、働きたいけど気持ちよく働く場所がない人に、
快適な職場を提供できるよう、会社が率先して行動していくことでしょう。
こいけ靖子
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