
業務の見える化(その2)
TNC「モノづくりチーム」担当の田水(タミズ)です。
今日は、業務の見える化(その2)です。
人材を豊富に抱え、組織化された大手企業と違い、
中小企業(特に小企業)では、
仕事を兼務することが多くみられます。
「うちの会社、特殊でね。担当者がいろんな仕事をやることが多いんだよ。
だから、仕事の引き継ぎなんかも大変だね。」
なんていう話を伺うことがあります。
いわゆる人に仕事が付くという状態です。
このような言い方をされる場合、
会社の業務を客観視されていないことが往々にしてあります。
小規模企業の営業担当者の場合ですと、
1.お客様との営業(新規、既存のお客様)
2.仕入先への購入手配、協力会社への加工依頼など
3.製品検査(場合によっては製造も)
4.梱包、配送
等を兼務されることもあります。
スーパーマンとまでは言いませんが、
ほとんどに絡んでいるといっても過言ではなりません。
この状態のことを、
「いろんな仕事をやっているんだよね」
と言っている状態です。
前回のブログに書いた内容と重複しますが、
実際は、
営業、業務、生産管理、製造、検査、包装・梱包、配送(会社により異なります)といった
会社の業務を、複数兼務しているという見方が適切ではないかと思います。
仕事に人が付くという見方です。
少人数で複数の業務を兼務することが多い小規模事業者では、
仕事に人が付くという感覚が分かりにくいかもしれません。
仕事の見える化を図ることによって、
人から仕事を離し、客観的に見ることができるようになります。
「見える化」
ただの流行(はやり)ととらえず、
会社の改善として考えてみるのはいかがでしょうか?
今日はこの辺りで失礼します。
田水達郎
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