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この支払いは経費になりますか?

経営者のお金の使い方チーム担当の小林です。

税理士という職業柄、よく「この支払いは経費になりますか?」と聞かれます。

 

国税庁のHP『やさしい必要経費の知識』を見ると、

事業所得不動産所得および雑所得の金額を計算する上で、必要経費に算入できる金額は、次の金額です。

(1)総収入金額に対応する売上原価その他その総収入金額を得るために直接要した費用の額

(2)その年に生じた販売費、一般管理費その他業務上の費用の額』

とされています。

 

簡単に言うと、「売上をあげるために必要かどうか」で判断されるとよいかと思います。

 

経費といっても、一目瞭然で分かるものから、微妙なものまで様々なものがあります。

 

例えば、タクシーの領収書があったとして、

他の方が見ても、売上を上げるのに必要なものだったのか、そうでないのかは分かりません。

 

取引先に行くのに遅れそうになり、急いで乗ったタクシー代は、「旅費交通費」(経費)

取引先の社長さんを送迎したタクシー代は、「接待交際費」(経費)

平日のお休みに、疲れたから乗ったタクシー代・・

これは、経費にならなそうですね。

 

でも、領収書だけを見ると、同じように見えます。

 

 

 

 

ですので、経費になるか(売上を上げるのに必要な支出か?)は、支払った社長さんが一番分かるということになります。

 

 

また、会社が少しずつ大きくなって、社員さんを雇用するようになると、また違った視点も必要かなと感じています。

『お金の使い方には、人格が現れる』と言われます。

税務上の問題だけでなく、社長さんは、その背中を社員さんに見られているという意識が必要だなと思います。

お客さまのところを訪問して、社員さんと接する機会があると、皆よく見ているなぁと・・

 

 

ある経営者の方が、お金を使ってよいか考えるときに、「社員さんがこのお金の使い方をしたときに許せるか、許せないか」で判断していると仰るのを聞いて、なるほどと思ったのを思い出しました。

この社長について行きたいと社員さんに思って貰えるような、お金の使い方をしたいですね。

(Y.Kobayashi)

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