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理想の世界。

TNC人つくりチームの瀧幸子です。

私が働く福祉職場は

フランス料理店が舞台で
障がい児っていわれるこどもたち
障がい者っていわれるおとなたちが
一緒にいて、当たり前に働いていて

言葉だけでは
なかなか理解してもらえないことが多いのです。

いろんな方たちに

見て、聞いて、感じて

自分事として動く生活や経営に繋がるよう願いを込め、毎月「大人の社会科見学」という時間をつくっております。


ここに居ると、いわゆる障害と呼ばれることが、よくわからなくなるのです。
みんな困り事=障害があるのです。

普通じゃないって言われるけど
私は、ここが、普通だと思う。

このレストランと共に行う福祉事業

児童発達支援放課後等デイサービス ル・クッカーは

「プロとこどもたちが早い時期に繋がる」
これが、最初の目的でした。
実践を重ねるにつれ、変化が起こります。

こどもたちの憧れは
いわゆる「健常者」のシェフたちだった。

今は、キャストだったりする。
キャストは、障害ある仲間たちです。

私たちは、「利用者」とは呼ばず、「キャスト」=仲間と呼びあい、共に働いています。


ル・クッカーで仕事してくれている
りこシェフは、私たちおとなよりも
こどもたちの言動を「まてる」「ゆるせる」

当事者であるりこシェフ本人も「できない」ことが多いから…

彼女は、誰よりも
こどもたちの気持ちがわかるのです。
料理そっちのけ
キャストに「会いたい」が原動力の
ちいさなきょうだいに、ハッとさせられた。

大人が教えてあげようなんて
おこがましい気持ちになってくるんです。

保育現場や教育現場に
キャストの存在は、ほぼありません。
OBで大学へ行ったけれど
実習や資格取得が難しい子たちも…

いろんな課題の中に、理想の世界も見えます。
AIに変わっていく仕事もあるけれど
そうなれない世界のあたらしいカタチは
つくっていけると思うのです。

私は、実践を続けます。
マイノリティといわれる環境や
人たちの力を借りて、仕事をつくります。

それが、理想の世界。
モデルケースになれたら、きっと
経営や働くことがもっと楽しくなる。

障害有無関係なく、一人ひとりの「できること」が「仕事」になっていけば…

障害者雇用なんて言わなくても

みんなが当たり前に正社員として働ける社会に!!

人を大切にする「いい会社」がどんどん増え逆転劇が起こると、私は信じています。

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