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この国は、何人は、という話

「お国柄」は存在するのか

 よく、「どこどこの国は」とか、「日本は」、といった言い方を聞きがちですが、本当にそれは真実か?ということについて主観で述べたいと思います。

まず結論から言うと、個人的には「ある」、と感じています。

それこそ多様性の話で、一口に国といってもさまざまな人が存在するわけなので、本当はそんな簡単にくくれるわけはなく、厳密に言えばあるようでないようである感じがする、くらいなのですが。ただやはり、人は集団の中に取り込まれると、変わる。もっと言うなら、環境によって、変わる。これが僕がパリやニューヨークで、また日本においても様々な国籍、人種の方と接してきて感じるところです。

 フランスは主張が強いと言います。そう思います。実際、多くのフランス在住の方が、しっかりと意見を述べるように感じます。ただ先に述べておかねばならないのは、そうではない方もいるということです。とある知人でオタクのフランス人では、日本人の僕より静かだし、自分の意見を主張するのが苦手で、相手のペースに自分を合わせるような接し方をします。基本的に傾聴に徹し、あまり積極的に喋ろうとはしません。

食べ物においては特に好き嫌いがあるので当然といえば当然ですが、ワインが嫌いなフランス人も、チーズが食べられないフランス人も、納豆が大好きなフランス人もいます。

しかしこれは特殊なケースです。大多数でいうと、主張がしっかりしている人は多いし、ワインやチーズは好まれがちで納豆は敬遠されていることは真実です。

では・・・

「〇〇人は」は存在するのか

 僕が言いたかったのはこれです。

ではフランス人は~、と言えるのか。個人的にはNoです。いえNonです。

なぜなら多種多様過ぎだからです。フランス人は、と言い切るためには、全てのフランス人がそれぞれ違うのに、全てのフランス人の特徴を網羅していなくてはならないからです。

「フランス人はチーズが好き」

いや確かにAさんは好きだけどBさんは嫌いだよ・・・。となります。

 言いたいことがちゃんとまとまればよいのですが、つまり「お国柄」は環境が強く作用するので、不特定多数に対してふわっとした言い方で使うことができますが、「〇〇人は」は、人を特定することは不可能なので、発言自体がNGな気はしています。日本にいるフランス人とフランスにずっといるフランス人とでも違いそうですし、日本にいるフランス人の中でも、東京が長いフランス人と、沖縄が長いフランス人とではまた違いそうです。

 気を付けてください。決めつけでは、「お前に何がわかる!」といわれたら反論の余地はないと思います。

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