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社会復帰ってなんだろう

子どもが小学校に上がるので、そろそろ社会復帰をしたいと思うのですが・・・

というご相談をよく受けます。

女性が学卒で社会人となり、結婚や出産を機に仕事を辞めるということが珍しいような時代になりましたが、ご主人の転勤や海外赴任で退職を選ぶ・・など、家族を理由に仕事を辞めることを選ぶのはまだまだ女性のほうなのは変わりません。しばらく専業主婦となり子育てや家庭のことに専念されていた方が、お子さんの進学のタイミングでお仕事をしたいなぁ・・といったときに「社会復帰」という言葉を使われることに私は違和感を覚えるのです。

確かに、私自身も、専業主婦から仕事をするときに久しぶりの社会復帰だと感じました。そう言っていたかもしれません。社会保険労務士事務所を開業して、個人事業の時代も含めると今年で13年目になり、法人個人の事業者さんや、個人の方などたくさんの方のご相談を受けてきたいま、専業主婦の方がお仕事をまた始めることは社会復帰ではないと断言できます。

「社会復帰とは、軍隊・刑務所・病院・寺院など、一般社会から離れて生活していた者が、再度一般社会に参加することを指す。職業訓練など、社会復帰に備えたプログラムが組まれることもある。この他、犯罪被害者に対しても用いられることがある。」(Wikipediaより)

専業主婦の経験ってすごいんですよ。ほんと。孤独と付き合う、という経験も立派なキャリアだと私は思います。家事も得手不得手はそれぞれあるでしょうけど、段取りよく行い、時にはさぼることも立派なキャリアです。子どもや家族を通じての人間関係や幼稚園や小学校などのPTA活動、なんかもすごいエネルギーがいりますよね。(私は周りの保護者さんらが積極的に活動してくださったおかげで子どもの学校生活が豊かになったと感謝しかありません。)

一般社会から離れて生活していただなんてとんでもない!立派な社会参画者です。なので、専業主婦だった方がまたお仕事をされるときは自信をもってほしいです。企業側も専業主婦での経験、価値観をもっと尊重しませんか。

 

長瀧真実

 

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