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プライベートの困りごとは、あえて会社に持ち込む

TNC人つくりチームの瀧幸子です。

私は、大阪・天満橋にあるフランス料理店ル・クロ・ド・マリアージュにて

障害あるメンバー(キャスト<仲間>と呼んでいます)と共に働きながら、夕方は障害あるこどもたちが集う学童保育のような場を運営しています。

私たちがつくる新しい福祉のカタチは、見て体感していただくことが一番です。

なぜなら、福祉という思い込みが溢れすぎており、皆さんのイメージとだいぶかけ離れているかもしれないからです。

 

「働きやすい環境ってどういうことなんだろう?」と考えたことがあります。

障害があるメンバーだけが気持ちよく働くのではなく、周りで働くメンバーたちも働きやすい環境にしていかないといけないと思うのです。

 

「社会課題を解決できるような会社になっていけばいいな」と思っていたのですが、社会課題の解決の前に、やっぱり目の前のスタッフたちが働きやすい環境を作らないといけない!その想いで実践していくと、自分もどんどん変わっていくのです。

うちのオーナー黒岩は、こう言います。

「プライベートの困り事は会社に持ってこーい!!」それが一番早いと言うのです。

 

スタッフだけでなく、その家族の困りごとにも寄り添うと、自然と、仲間みんなが伝えあえるようになっていきます。

キャストたちは、常に困り事ばっかりです。そこに寄り添うんです。

キャストの親御さんのお困り事もたくさんありますので、そこにも寄り添っています。

みんなが寄り添いあえるために、オーナーは「プライベートを持ち込んでいいよ。みんなで考えよう」と見えないメッセージを送り続けてくれているんだと感じます。

 

「できないこと」がわかりやすいキャストたちと一緒に仕事していると、「できること」もわかりやすくなってきます。それって、私たちも一緒になってくるんです。

 

私は子どもが3人いて、学校に行けない子もいますが、職場に連れていけるんです。

うちの子は小学生の時にけっこう連れて行ってたんですが、今はもう中学生になりました。

産休に入って復帰したスタッフが「保育園に預けるまで場所がないんだ」と言ったら、みんな「連れておいでよ」って言うわけです。

 

ある日、ちっちゃい子もおっきな子も、スタッフの子たちもわーってしているところに、オーナーが「おはよう」って来て。

「えっと…誰が誰の子かな?」みたいなことが起こるのがうちの職場です。

 

私は、子育てとこの仕事を両立する中で「大変でしょう?」って言われることがとても多いのですが…大変をおもしろがれる仲間たちと一緒に働いているので、大丈夫になるんです。

 

人の違いを理解しながら、みんなで共存し、仕事をしています。

今、私の職場で起きていることをお伝えしたくなりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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