
何でも節約すればいいの!?
経営者のお金の使い方チーム担当の小林です。
収益から費用を差し引いた残額を「利益」といいますね。
そして会社が永続するためには、利益を出し続ける必要があります。
利益を残すには、収益を上げるか、費用を下げるか。
今日は、費用に注目してみたいと思います。
費用は、大きく分けて、
①変動費(商品の仕入れ、材料費、外注費など)
②従業員さんのための費用(お給料など)
③会社の将来の売上を上げるために投資するもの(広告宣伝費、設備投資など)
④金利
⑤それ以外(会社の家賃など)
に整理できます。
まず、①ですが、仕入れ単価の交渉などされていますでしょうか。
もちろん、取引先あっての会社なので、取引先が困るほどの値下げ交渉はいかがなものかと思いますが、漫然と仕入れなどしていないか確認も必要かと思います。
つぎに、②ですが節約してもいいでしょうか?
従業員さんに、「会社の利益をあげるために、皆さんのお給料を下げます」と言って、従業員さんのモチベーションが上がるでしょうか?
一時的に利益が上がったとしても、従業員さんのモチベーションが下がったり、最悪の場合は辞めてしまうということになれば、会社にとってマイナスですよね。
従業員さんに支払うお金は、節約するものではなく、イキイキと働いて貰って、売上アップ⇒従業員さんのお給料もアップという関係がいいのかなと思います。
では、③は節約してもいいでしょうか?
会社の将来のための投資をまったくしないということは、その場に留まっているのではなく、周りが動いていくので、後退してしまいます。
これでは、会社が永続することができません。
④は、定期的に借入金を見直して、金利を下げる努力が必要かと思います。
⑤についても、本当に必要なものかなど検討してみるとよいかと思います。
やみくもに、経費削減しようとするのではなく、まず会社の経費をグループ分けしてみて、その中での重要性や、費用対効果などを考えてみるとよいと思います。
(Y.Kobayashi)
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