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すべてを包む「人事評価」とは…

こんにちは。

TNC人つくりチームの瀧幸子です。

今、このチームのリーダー成戸さんが、TNC独自の人事評価制度を構築されている最中です。

全体でのZOOMにて、自律性を高めるには何を評価し、育てればよいのか…そこを具体的に考えておられることを知りました。

いい会社を広げる為、本気だからこその悩み・想いも伝わり、私にできることを考えました。

私は、児童発達支援・放課後等デイサービスの管理責任者であり、一般社団法人こどもになるという場所を構えない保育・療育をしていますが、 約120名ほど作成している「個別支援計画」の内容に繋がりました。

ZOOM会議の中で、人つくりチームの仲間長瀧さんの「こどもたちの教育でも言われるような評価項目は、会社経営にもつながるのでは?」という言葉が、最大のヒントになりました。

私が運営する放デイ&一般社団法人の理念は、「一番弱い立場のこどもたちを守る視点は、すべての人に繋がる」というものです。

「その人にとって」が軸になることを全体のものとして、具体的な評価方法をまとめることは、本当に大変な作業だと自負しています。

こどもたちの支援計画をたてる際(私の場合は、18歳以下のこどもたちです)評価せざるを得ない時に、私は根っこの部分で繋がる項目をあげるようにしています。

例えば

・安心して離れることができるかどうか。 「信頼」しているから「任せる」ことができると思うのです。

・その人の「願い」が活動の中にあるか。成長したいか。相手の喜びが、自分の喜びになるか。

・困り事を伝えることができているか。また、クレームも真摯に受けとめることができているかどうか。

・その人の背景(家族)まで見てもらえているか。相手が心地よく感じる雰囲気や環境があるかどうか。(清潔・衛生面含む)

・その人の「できること」にフォーカス、評価されているか。助け合いの精神があるかどうか。

・否定されていないか。安心して過ごせているか。安全が確保されているかどうか。

・想いを伝える場があるか。こどもたちを守る視点があるかどうか。

・承認されていると感じているか。「大切にされている」と感じているか。等…

私の場合は、こどもたちが相手なので、ハード面ではなくソフト面が中心です。

できるできないの評価で、こどもたちの自己肯定感を下げたくないと心から思っています。

その為には、完全「相手を軸」に支援計画をたてることを大切にしています。

半年に一度、アセスメント・モニタリングをし、達成していると思う項目は、次のステップの目標に変えていきます。

一人ひとりにその作業をすると、時間が足りず、深刻な問題や家庭の背景が見えることも多々あるのですが…結果、それが親御さんの安心、信頼になっている気がするのです。

「ここまで一緒に考えてくれる人がいる」「大切にされている」と、相手が感じることのできる評価項目が、私だったらとても嬉しいと感じますし、 それがコンサルだったら、自分から動きたくなると思うのです。

私の視点がずれていたら…指摘してもらおう!!なんて思いながら、このような内容をチームの二人へ伝えてみたところ、長瀧さんより「みんなの視点が混ざり合うことで、いいものになっていく気しかしない」と。

成戸さんより「ハード面は、実はどの業種も同じである為、今回はソフト面である情意(心とその動き)がテーマです。瀧さんが大切にされている部分と全く同じです」とあり、私がこのチームに居れることが嬉しくなったのです。

想いを否定されなかった私は、ふと、一番大切なことを教えていただいた気持ちになりました。

すべてを包む人事評価とは…

表には見えない、人と人とのやりとりの中にあるのかもしれません。

裏の見えない部分にも、縁の下の力持ちがたくさん居て、今そこを実践しておられる成戸さんにも感謝が溢れます。

その部分を見逃さず、共感しあえることが、信頼関係になると思った日でした。

 

 

 

 

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