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モノをつくる腕前を磨こう

TNC「モノづくりチーム」担当のこいけ靖子です。

「モノづくりチーム」は
「いい会社」を構成する3つの要素、
「売れる仕組み」
「学習する組織」
「組織感情」のうち、「売れる仕組み」を担当するチームです。

世界に通じるものづくりをテーマとして
現場の標準化、特許、商標などの知的財産を中心に活動しています。

私、こいけ靖子は

「モノをつくっている小さな会社」とのお付き合いの中で
一番星のようにキラキラ光るちょっとしたことや気づいたことなどを、
とりとめもなくご紹介したいと思います(笑)

東大阪の小さな製造業さん

昔から家内工業的な製造業が集まっている地域、
「ものづくりのまち」は色々なところにありますね。
関西の代表格は東大阪辺りでしょうか。

~東大阪にある小さな製造業さんなんですけど
会社の中のこと相談に乗ってあげてくださいな!~

ご紹介してくださる方の求めに応じてお伺いした、
同族経営の従業員が15名程度の会社さん。
最初に会社を訪問させて頂いたのは十数年くらい前になるでしょうか。

みんなで、お仕事Love!

当時の社長は現社長のお父さん!
仕事が生きがいだあ~を絵にかいたようだなあ~~
早朝から深夜、休日構わず機嫌よく働くお仕事Loveのお方です。
従業員さんも黙々と働く・働くお仕事Loveの集団で
皆さん屈強なカラダの持ち主でありました。
20年程度タイムスリップしたような風景が職場に広がっていたことに、
大きな衝撃を受けたことが思い出されます。

新社長登場

数年後、ご子息が社長となり職場の改革がスタートします!
従業員、特に若い世代の仕事に対する考え方が
あっという間に変わってきたからです。

あっという間ですね。

職人技と思える繊細な加工を得意とする会社ですから
技能継承のスタイルは「背中を見よ、まねて覚えよ」でした。
これでは将来やっていけない、成り立たない時代となったことを
察知された新社長が危機感を持たれたのであります。

新しい教育スタイル

日進月歩、常に新しい技術が必要な金属加工の世界です
将来を担う従業員の加工技術の向上のためには
取り扱う素材を体系的に学ぶことからスタートすることが必要。
このような認識をベースとすると、
今までのやり方では無理があるとの判断をされたのでしょう。
教育スタイルの変更を決断されました。

OJTは当たり前のこととして、
社外の研修に積極的に参加できるよう業務プロセスの改善に着手され
役立つ資格の積極的な取得を奨励されました。
特に資格の取得は、
従業員個人につくもので大変メリットがることを熱心に説明されていました。
当然のことですが、
労働時間中に、会社の経費で従業員に学びの場を提供することに
注力された新社長であります。

ぶれない思い

一人一人の能力を向上させることで、
「小さいけれど、加工技術はピカ一の会社だ!」
この評価を取引先から勝ち取ることができるのです。
小さいけれど安定的にしっかり利益を出し続ける会社になることは
従業員にわが社で働くことが喜びとなり、誇りとなるはずだ。
従業員自身のライフプラン設計の一助となるはずだ。
従業員を大切にしたい新社長の思いであります。

モノづくりチーム こいけ靖子

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