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上を向いて歩こう

TNC「経営理念チーム」担当の青木です。

企業理念のもつ力、浸透のさせ方や、

個人としての「自分企業理念」の重要性を伝え続けています。

 

今回のテーマは「上を向いて歩こう」です。

 

日々の問題や、緊急なことに追われていると、

どうしても眉間に皺が寄り、

視野も狭くなってきてしまいます。

 

問題が起きている時に

「また自分を大きくさせようとして問題がおきているな」

などと思える人はよほどの大物であって、

問題に対峙している時には

とてもそんな風には考えられないのが普通だと思います。

 

反対に、

どれだけ大変な時であろうとも、

毎日企業理念と向き合うことは可能だと思います。

 

朝礼のときでも、日々の社内メッセージの発信の時でも、

例え10分であろうとも、

習慣としていれば、そこで今起きている問題が

企業理念の中でどのような位置づけになるのかを、

ふっと考えることができると思います。

 

企業理念は大局をみることにもつながりますし、

時間軸を長くして考えることも可能になります。

 

問題に対して、

「こういう対策をとろうと考えていたけれど、ちょっと待てよ・・。

今はこれでいいかもしれないけれど、

こちら側からの視野でみたらイマイチだなぁ」とか、

「今はベストかもしれないけど、

数年後、十数年後はどうだろう・・。

この一手の及ぼす影響はどれくらいまで続くのだろうか・・」と

考えるきっかけになります。

 

企業理念は机に向かって下を向いていた意識を

上に向くきっかけとなります。

 

物理的にも、企業理念を机の上に置いてあるだけ・・・

という方は少なく、たいていの場合、壁にも掲げてあります。

その額に入っている企業理念を見上げるだけでも、

気持ちに変化が出てくると思います。

 

「上を向きながら、落ち込んでみて」

そんなことをできる人はいない、と教えていたのは、

ジェームズ・スキナー氏です。

身体の動きは、精神に多大な影響を及ぼします。

 

余談ですが、

企業理念はカードにして身に着けるよりも、

壁に掲示して、みんなで見上げた方が

心に響くかもしれませんよ。

 

企業理念を見上げることで、

創業者であれば、創業の頃を思い出して

問題に取り組めるでしょうし、

承継者であれば、

きっと先人も同じように苦しい時があったのだ・・

と思うことができれば、

問題という壁を乗り越えることができるのではないでしょうか。

 

自分企業理念も同様です。

「どうしよう・・どうしよう・・」と頭を抱えている時、

顔は下を向いています。

 

深く考えるのはいいですが、

思い詰めるのはあまりいいとは言えません。

 

何かに対して焦っている時も同じです。

 

あれもこれもと大事なことがたくさんあって、

どれもこれもちゃんとやらなくてはならない時、

遅々として進まないことに焦れてしまったり、

エイヤーと適当に物事を判断してしまったり。

 

どうにもならないと頭をかきむしっている様子を

思い浮かべてみてください。

目線は下方に向いていませんか?

 

そんな時にも企業理念と向き合うことで、

すぐに結果の得られることと、

僅かずつしか進まないことがあることにも気づくことができます。

 

小さな変化を積み上げていくことが大事な時に、

焦ってガンガンいってしまったら元も子もなくなってしまいます。

とはいえ、

ジタバタしてしまうのが人間ですが、

その時の歯止めとして

企業理念は自分に言い聞かせる言葉にもなります。

 

企業理念を浸透させる時も同じです。

 

焦っても人の心は変わりません。

意識できないほどの小さな変化は

必ず起きているのですから、

そこを「まだこれだけか」と注目しているぐらいなら、

上を向いて実現した時のことを強く思い描きましょう。

 

桜の季節になると嵐の歌を思い出します。

「桜咲け 僕の胸のなかに芽生えた名もなき夢たち

振り向くな 後ろには明日はないから前を向け」

前を向く時に下を見ている人はいません。

顔を上げて、前を見て進みましょう!

 

今回は企業理念のもつ力の一つである、

「上を向く力」についてお話しました。

この記事がお役にたちますように。

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