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「可能性・キャリア・成長」を促す環境

自分が今まで知らなかった自身の新しい一面を知ると人はどうなるのでしょうか。新しい一面とは性格・能力・癖など何でも良いとして、新しい発見です。

会社の同僚や上司から「君には○○の素質があると思うよ。」と教えてもらえたらどうでしょう。

自身の新しい可能性を発見できたとき、きっと人は嬉しくなるものです。内容次第で幅はありますが今後の行動・人生の選択肢が広がります。

能力ではなく例えば○○の好き嫌いが分かったとしても、ハッキリと気付くことで自身の判断に自信が付きます。好きなことを自覚して選ぶことは消極的選択の「これでいい」ではなく、積極的な「これがいい!」に変わり、自分の人生を生きている実感としての喜びも深まります。この場合、将来を考えること自体が楽しくなるはずです。

「キャリア」と言えば資格や役職を想像しがちですが、実際にはこのように自身を知ることによって自身が志向し、自身が活きる、伸びる(成長)方向へと選択し、道を進むのが望ましいのでしょう。すると人は意欲をもって自律的に動き出し、時には急成長します。人それぞれの違いを質とすればこれを活かして豊かな人生を歩んでもらいたい。これがキャリアデザインだと考えています。

自分を知りたい、と普段から自身を見つめていても見つからない場合、他者からの視点が新しい自分を知るきっかけとなることが多くあります。企業内での人材育成では意図的に機会を用意することです。

ここで我々TNC人事評価教育システム「ひとまる」では、従業員の普段の様子を観察する人事評価と、その結果を基に被評価者である部下に対して上記の意味を含めた意図的な面談を実施し、本人の自律的な成長を促します(面談の意図は他にもあります)。そうです、成長の主体は本人にしかできないのです。

もちろん目的に沿った面談をしなければ効果は薄くなります。評価者・上司・経営者は意図を理解した上で効果的な面談が出来るようにならなければなりません。そして最も重要な「部下の新しい一面を見つけ・伝える(フィードバック)」重要な役割も担っています。これは普段の部下をしっかりと観察していなければ難しいことがあります。また面談の話題は何気ない普段の会話でも応用が出来ることです。つまり管理監督者側の成長が先であり、その器の広さから部下が成長するのです。

上司からのフィードバックに対し、人によっては「こんな自分を知りたくなかった」一面を知ることもあるでしょう。しかし認めたくない自分が居たのであれば、それを事実として受け止め、その部分を意識的に改善しようとするチャンスを貰ったと考えられればどうでしょう。前向きに行動出来ますし、今まで以上に自分を大切に出来る、自分を好きになれるはずです。素直さは貴重なものですね。

冒頭に戻りますと、職場で活かせる能力を見つけようと躍起になる気持ちも分かりますが、普段の仕事ぶりから分かるのは家庭の事情も含めた言動がカギとなる場合も多いのが一般的です。

ゆえにプライベートでの事情やプライベートでの人格も含めて知る必要があるときは、その意図を本人に伝えて合意の上で話し合いをすべきであると思います。近年流行りのプライベート絶対不可侵の神格化や、仕事と家庭を切り離す思考ではなく、その人の経験や学び、生き方を丁寧に積み重ねる思考を大切にしたいものです。これが「人を大切にする」に繋がります。

(人づくりチーム 成戸克圭)

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