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経営理念って本当に必要?

TNC「経営理念チーム」担当の青木です。

 

きっと「いい会社」にしたいと思い、

手がかりを探してこのブログをご覧になっているのかと思います。

 

早速ですが、

「いい会社」になるために、経営理念は必要なのでしょうか?

 

毎朝唱和したり、壁に掲示したりしても、

なんだか効果があるように思えない・・・でしょうか。

 

ここに明言致します。

経営理念は絶対に必要です!

 

けれども、「あればいい」というものではありません。

 

ここから、その理由を説明していきますね。

 

まず、経営理念って何でしょうか。

 

似たような言葉に、

企業理念、社是、ミッション、クレド、パーパス、志、など、

たくさんの表現があります。

 

それに関連して、

ビジョン、バリュー、社訓・・・

もう何がなんだかよくわからないですよね。

 

めちゃくちゃ簡単にまとめますと、

「タイトルの言い方は何でもいいです!」

 

肝心なのは、どういう「想い」で

会社を経営していくのか、ということです。

 

「いい会社」には、想いを宣言する経営理念があります。

 

 

理念として有名なものに京セラの創業者である稲盛氏の

「会社の使命はそこに働く従業員一人一人に

物心両面の幸福をもたらすと同時に、

人類、社会の発展に貢献することである」があります。

 

これは、企業理念です。

企業理念は、企業の存在意義であり、普遍のものです。

稲盛氏の理念は、どんな会社にもあてはまり、

これ以上も以下もない、素晴らしい一文だと思います。

 

このTNCの経営理念にも

「物心両面における豊かな社会の実現に

従業員とその家族を大切にする」

という言葉が入っています。

 

企業理念がどんな会社にもあてはまるものだとすると、

経営理念は「その時の経営における理念」です。

 

有名な老舗に虎屋がありますが、

虎屋の経営理念は5回ほど変わっています。

イオンも4回ほど変えています。

その時々の時代に合わせて、変化しているのです。

 

会社には「変えてはならないもの」と

「変えていかなくてはならないもの」があります。

 

経営理念は、「変えていいもの」

もっと言えば、必要に応じて

「変えていかなくてはならないもの」なのです。

 

創業時から業種が変化しているのに、

同じ経営理念だとしたら、

ちょっと違和感があるのではないでしょうか。

 

絶対に「変えてはならないもの」は企業理念です。

働く人の幸せの追求と、社会への貢献は、変えてはなりません。

 

ここをないがしろにした場合、「いい会社」になるかどうかより、

会社の存続ができないと思ってください。

 

現在は、コロナ禍により、今まで以上に経営理念が

見直されてきています。

「いい会社」になろうとしないで生き残ることは

もはや困難な時代になってきているといえるでしょう。

 

 

経営理念は、

コンプライアンスの遵守の上でも重要な役割を果たしますが、

一番大事になるのは、働く人にとっての位置づけです。

 

何のために自分はこの会社にいるのか。

どんな役割を担っているのか。

「してはならないこと」と「しなくてはならないこと」は何か。

こういうことの軸として機能しなくてはなりません。

 

そのためには、4文字熟語や、

妙に長い文章は・・・心に響かないですし、

そこから行動に移すのには、いくつもの段階が必要になってしまいます。

 

私がお勧めするのは、

短くて、いつも働く人の口の端に上る言葉です。

 

経営理念には対外的な信用を得るという役割もあるので、

存在意義として「~に貢献する」という言い方も多いですが、

それは経営目標やビジョンで語ればいいと思います。

 

会社は一つのチームとしてあるのです。

 

今のままの経営理念で、このコロナ禍とこれからの時代を

生きて行くことができますか?

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