
書籍「奇跡の会社」出版記念:障がい者も健常者も線引きすることなく一緒に働いて幸せになることができる
いつもお世話になっている方が訪問されるとのことで同行させていただいて株式会社障がい者つくし更生会に出会いました。『日本でいちばん大切にしたい会社4』(あさ出版坂本光司著)で紹介されていた記事を読み興味を持っていた会社でした。当時の私は「人気のある仕事だとは言いづらい体力的にも大変な仕事を、障がい者の方々が中心となって運営されているって本当なのだろうか?」と半信半疑でした。「どこか無理強いされているのでは?」という気持ちさえ抱いていました。(本当に申し訳ございません。)
ところがどっこい、実際に現場を訪れるとその考えだどんなに浅はかだったかを痛感しました。働いている皆さんは一見して障がい者だとわからないくらいリズムよく仕事を進められていました。スムーズなフォークリフトやクレーンの運転・操作はお見事でした。また、持ち場仕事の説明をしてくだる時は、ていねいでわかりやすい。働く表情は真剣で、その姿はかっこいい。誰一人無理強いされていることなんてないじゃないか!無理強いだなんてとんでもない!むしろ、すっごくいきいきと仕事をしていらっしゃるじゃないか!!私は半信半疑だったことを心の中で平謝りするばかりでした。
経営の中心にいらっしゃる専務の那波和夫氏のお人柄や株式会社障がい者つくし更生会の経営のことをもっと知りたいと思いました。知れば知るほど、この会社はあるべき姿に向かって正しい経営を日々実践されているのだとわかりました。正しい経営をすれば障がい者も健常者も線引きすることなく一緒に働いて幸せになることができると確信しました。そして、「つくし更生会のことを一人でも多くの方に伝えなければ!」と使命感に駆られました。思いを同じくする仲間たちと書籍化チームを結成し、本書『奇跡の会社』ができました。
答えのない問いと毎日向き合う多くの経営者に、本書を通じて株式会社障がい者つくし更生会での実践を知っていただくことで、解決に向かうヒントを得られると思います。また、これから起業したい方や事業承継される方に本書を通じて経営のあるべき姿をお伝え出来たら大変うれしく思います。
(長瀧真実)
Amazon:「奇跡の会社」 障がい者雇用率100%の株式会社がなぜ業界トップクラスであり続けるのか
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