50代・男性

今夏、株式会社天彦産業様を会社訪問させていただきました。
まず、最初のお出迎えが、とても自然なやさしさにあふれていることに感激しました。
表面上の丁寧さではなく、手作りのウェルカムボードに代表されるように、心から来客を喜び、歓迎している家庭的な雰囲気が感じられ、とても居心地の良いものでした。
また、社内の掲示物も皆さんの笑顔の写真をたくさん使った楽しいものにあふれ、何も聞かなくても、社員重視の社風が感じられました。
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①入り口を重視する。(採用時に人材を徹底的に見極める。)
採用方法に関するこだわりは、想像を超えたものでした。まず、1次面接をいきなり社長自身が行うという、常識では考えられないものでした。会社の看板である社長と話をしない限り、選ぶ側も正しい判断ができないというのが理由ということですが、私の今までの経験ですと、採用側の都合だけで採用方法を決めていくのが普通だという感覚がありましたので、選ぶ側の立場も尊重するというのは思いもよらぬ考え方でした。また、お茶出しをした女性も面接官の一人であったり、徹底した性格分析等あらゆる角度から人物の見極めを行っていることに驚きました。
入り口を重視することは、確実に社風に合う人材を採用でき、早く会社になじみ、実力を発揮でき、社員にとっても会社にとっても幸せにつながるという、すばらしいものだと感じました。
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②社長の真の包容力
社長は、「自分は経営能力に優れているとは思わないから、社員に気持ちよく働いてもらうしかない。」と言われてました。
もちろん「経営能力がない」というのは、謙遜だと思いますし、社員が気持ち良く働けるように社長があえて前面に出すぎず、自主性が育つ環境を整え、明るく見守っているという真の包容力を感じました。私も経営者の経験がありますが、社員に指示や命令ばかりを押し付けていたという記憶しかなく、社員に気持ち良く働いてもらうという気持ちは少なかったように思います。自分が恥ずかしくなりました。
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③委員会方式
部署や役職の境目なく組織された6つの委員会が自主性に基づいて運営されているということですが、これが会社の活性化に大きな役割を果たしているのだと思います。
仕事面以外でも、自分の役割があり必要とされる場があることで気持ちの張りが出て、社内コミュニケーションも良くなるというすばらしいものだと感じました。
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④加点主義の評価システム
人事評価は加点主義で行われているということでした。
社員の良いところに目を向けて評価するということは、普段の仕事について失敗を恐れずに積極的に取り組むことができ、足の引っ張り合いになることもないすばらしいシステムだと感じました。

今回、訪問させていただき、全体を通して感じたことは、皆さんが本当の家族のように
気持ちが通じ合っていて、いい事も悪いことも風通し良く話し合って、その結果良い仕事に結びついているのだなと思いました。
このような会社が実在しているのをこの目で見ることができ、驚きとともに感謝の気持ちで一杯です。いつか、私がもう一度会社を経営することがありましたら、ぜひ取り入れさせていただきたい内容ばかりでした。今回の訪問の機会をいただけたことに対しまして感謝致します。

20代女性

今夏7月18日、天彦産業を訪れた。同行する4名と共に、御昼下がりからの訪問であった。タクシー二台に分かれて会社へ向かい、私が乗ったタクシーが早く着いた為、もう一台のタクシーの到着を天彦産業の敷地内で待っていたところ、担当者が「外は暑いので、社内に入られませんか?」と心を遣ってくれたことに私は非常に感銘を受けた。この心遣いから、まだ訪問が正確には始まっていないのにもかかわらず、天彦産業はいい会社であると感じた。このような素晴らしい心遣いを、当たり前に出来るような「人財」をもつ会社は意外と数少ないのでは、と思うからだ。

訪問者全員が揃ったところで、社内へ。
私たちが会社に入ると、奥のデスクに席がある社員までもが立ちあがり、私たちを温かく迎えてくれた。女性社員が多い、というのが私の天彦産業の第一印象であった。女性社員が多いから華があるというのではなく、女性特有の温かみというのであろうか、その温かみに心地良さを感じた。笑顔で迎え入れてくれた点、脱いだ靴を直してくれた点、会社の玄関・1Fだけで来客をこのような”いい気持ち”に出来てしまう天彦産業の雰囲気にも大変良い意味で驚いた。

そして、階段を上る際にも2Fのオフィスにいた男性社員の方々が、わざわざ立ちあがって挨拶をしてくれた。こんなことがあり得るのか?と、そんな不誠実な考えが脳裏を過ぎったのも事実だ。何故なら、私が今まで就職活動にて受けてきた会社で、ここまで完成度が高いというか、社員の人間性が素晴らしい会社は皆無だったからだ。普通は、出迎える社員のみが良い対応をし、その他の社員は業務にのみ集中しているのが当たり前だと思っていた。本当に”いい会社”または”いい会社にもうすぐなる会社”は、天彦産業のような会社であるべきであり、そのような会社が一体日本にどれだけ存在するのか?と思ったのだ。私が今、参加・遂行している『落されても行きたかった中堅会社200選(仮)』に係わる会社は、ここまでの人間性が成っている社員の集合体でないといけないはずである。天彦産業の従業員の皆様の素晴らしさに圧倒され、私が成し遂げようとしているこのミッションが如何に容易なものではなく、どれほどの社会正義にあたるかを真に実感した。

3Fにて、天彦産業の歴史やあり方を樋口社長・総務のご担当者、私たち大学のOBである入社8年目の女性さんに御説明頂いた。過去に危機が何度もあったことや、それを完全に立て直す為の努力を何十年もかけて諦めずにしていた点に改めて心を揺さぶられた。この話を樋口社長がなさっている時、苦しかったときの「サバの食事」についての話があった。会社存続の為、家族全員が長期間に渡って「サバ尽くめ」の食事をして凌いでいた、ということであった。私は、天彦産業だけでなく、天彦産業に関わる人々までもが、ONE FOR ALL、また天彦産業の為に、という概念を持っているのだ、と考えた。現代、ここまで人が会社の為に、と思える会社はそうそうないと私は思う。
質問時間を設けて下さっていたので、私は樋口社長と先輩女性にいくつか質問を投げかけたのだが、学生の私相手に熱心で配慮のある回答をして頂いた。ここでも私は、また感動してしまった。今回は就職活動として訪問したのではないのだが、説明会や選考内で我々学生の質問に対しては、威圧的・優越的態度で”教えてあげますよ”というような回答をされる企業は少なくはない。そのような会社があるということを知っているぶん、今回の樋口社長や彼女らの質問回答の姿勢に感動したのだ。私は、それほど多くの企業の選考を受けてきた訳ではないのだが、就活生の質問の答えに対して、自己満足的な会社アピールや純粋な質問に対しての面接官の叱責はよく見聞きする話だ。それに比べて、私たちと同じ目線に立つかのように温かく丁寧に接してくれたことが何よりも嬉しかった。

今回の天彦産業訪問は、私にとって非常に刺激的なものとなった。本当に”いい会社・いい会社”をこの目で見て、感じて、学んだのだから。『落されても行きたかった中堅会社200選(仮)』の発刊の意義、いい会社情報発刊にあたって私たちのプロジェクトチームに必要不可欠なのは、”いい会社”を自らで”みる”ということなのではないか。情報や噂は氾濫し、その中には真実でないものもある。それ故、私たちはそのありふれた情報・噂の真偽を確認しなければならない。それで初めて社会正義といえるのではないだろうか。

天彦産業は私の判断では、間違いなく”いい会社”である。
たった数時間で気付くこと・感じ取ることにこれほどの質があり、訪問者にこれほどの感動を与えられるような企業はいくらあるだろう?
このことを心に留め続け、以後のプロジェクトに活かし、チームメンバーに伝えることが私の今の小さな使命だ。
いい会社にはいい会社と認識されるだけの理由がある。
天彦産業のような会社を私たちは必ず見つけ出し、全国の学生に伝えていきたい。

天彦産業様には、心より感謝しております。
また、このような有意義な機会を与えて下さった「いい会社」の法則実行委員会および事務局、牧野様にも同じ想いを感じています。有難うございました。

*注釈 『落されても行きたかった中堅会社200選(仮)』
現在、大学生らを中心に、「いい会社」「もうすぐいい会社」を厳選し、大手情報誌では掲載されない中堅・中小企業の情報を収集・発刊を目指すプロジェクトに協力しています。

40代女性

天彦産業(株)を訪問して、玄関を入って最初に思ったことは「アットホーム」な雰囲気の会社だと感じたことです。お出迎え仕方、仕事をしている後姿から感じる雰囲気が温かいものを感じました。社員同士の距離感が近い感じがしました。

その要因を考察すると社長自身の考え方であったり、「してはいけないこと」をしていないことであったり、その社長自身の考えが経営理念に反映されていたり、人事採用の在り方に現れたり、加点主義の評価になったり、また、産休制度や休暇の取り方にしても一律に考えるのではなく個別対応として表れていたりしていると感じました。

また、社内活動の委員会を通して横のつながりを持てたことで、より親密になれたことも大きいのではないかと思います。通常は縦のつながりしかなく、なかなか本音で話すことは少ないと思います。横のつながりのフラット感がよりよい人間関係をつくることになっているのかもしれません。

「決意表明」をもとにインセンテブ制度がありますが、その「決意表明」も新入社員であってもすぐできる事、明日からでもできるとこ、たとえば「笑顔」といった、すぐ出来ることをあげさせ、達成感を味わらせています。自信とやる気が出る仕組みになっているところが勉強になりました。
一番関心があったことは、常にモチベーションを上げられるかを考えているとおっしゃっていました。自分の会社の社員のモチベーションを上げるためにどんな方法を取っているのかと興味深くおりましたが
結局は、「人間の幸福感の本質」に掲げている
役に立っていること
必要とされていること 

「自分が役に立っていることをいかに持たしてあげるか」とお話ししていたように、やる気を起こさせる要因かなと思いました。

社員第一主義 = 顧客幸福 = 3H(自らの幸福・家族の幸福・会社の幸福)のこの3つがうまく循環しているように思いました。

「人は場を与えることで役に立っている」
期待感と必要感、いてくれてありがとうという感謝を忘れないように持ちたいと思います。
ありがとうございました。

40代女性

天彦産業(株)を訪問して、玄関を入って最初に思ったことは「アットホーム」な雰囲気の会社だと感じたことです。お出迎え仕方、仕事をしている後姿から感じる雰囲気が温かいものを感じました。社員同士の距離感が近い感じがしました。

その要因を考察すると社長自身の考え方であったり、「してはいけないこと」をしていないことであったり、その社長自身の考えが経営理念に反映されていたり、人事採用の在り方に現れたり、加点主義の評価になったり、また、産休制度や休暇の取り方にしても一律に考えるのではなく個別対応として表れていたりしていると感じました。

また、社内活動の委員会を通して横のつながりを持てたことで、より親密になれたことも大きいのではないかと思います。通常は縦のつながりしかなく、なかなか本音で話すことは少ないと思います。横のつながりのフラット感がよりよい人間関係をつくることになっているのかもしれません。

「決意表明」をもとにインセンテブ制度がありますが、その「決意表明」も新入社員であってもすぐできる事、明日からでもできるとこ、たとえば「笑顔」といった、すぐ出来ることをあげさせ、達成感を味わらせています。自信とやる気が出る仕組みになっているところが勉強になりました。
一番関心があったことは、常にモチベーションを上げられるかを考えているとおっしゃっていました。自分の会社の社員のモチベーションを上げるためにどんな方法を取っているのかと興味深くおりましたが
結局は、「人間の幸福感の本質」に掲げている
役に立っていること
必要とされていること 

「自分が役に立っていることをいかに持たしてあげるか」とお話ししていたように、やる気を起こさせる要因かなと思いました。

社員第一主義 = 顧客幸福 = 3H(自らの幸福・家族の幸福・会社の幸福)のこの3つがうまく循環しているように思いました。

「人は場を与えることで役に立っている」
期待感と必要感、いてくれてありがとうという感謝を忘れないように持ちたいと思います。
ありがとうございました。