2014年3月9日 「いい病院」研究会中間発表開催します。

主催 「いい病院」研究会

後援 「いい会社」研究会

協力 I-cube-夢の病院 project-

このたび、2014年3月9日(日)東京・日本橋人形町にて、「いい病院」
研究会主催・「いい病院」とは何か-「いい病院」研究・中間発表会を行います。

◆開催詳細◆
・日時 平成26年3月9日(日) 13:00~16:00 開場12:50予定
・場所 人形町区民館 4号室洋室
東京都中央区日本橋人形町2-14-5
http://www.meccs.co.jp/shiteikanri/chuo/ningyocho/
・交通 東京メトロ日比谷線人形町駅下車A1番出口 徒歩3分
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅下車7番出口 徒歩1分
都営地下鉄浅草線人形町駅下車A5番出口 徒歩6分
・内容 「いい病院」研究会・中間レビューと意見交換
私たちが考えている「いい病院」「いい施設」ための
18の指標とその考え方について、意見交換を行います。
・参加 無料
・定員 20名
定員数を超えたお申込みの場合、「医療系学生」「医療者」を
優先させていただきます。
一般の方は、当会「いい会社」勉強会(3/8首都圏勉強会)
等に参加された方を優先させていただきます。
「いい会社」勉強会は、以下からご参加申込みできます。
「いい会社」の法則実行委員会〉〉http://e-kaisya.co.jp/
・備考 会場では、意見交換を行います。頂いたご意見は、調査の参考
とさせていただきます。また、記録用の写真撮影、Web掲載用
の写真撮影も行いますので、予めご理解ご了承下さい。
・展開 病院・クリニック、福祉施設の見学会を、今後、実施予定に
なります。3月9日中間発表にご参加された方々は基本的に
MLにて、ご協力を賜る予定であります。
尚、今後の予定等、ML・Webでお伝えさせて頂く予定です。
・お申込み・ご連絡先
◇ご参加希望の方は、メールにてお申込み下さい。

申込み受付メール info@e-kaisya.co.jp  (担当 山本)まで、

“いい病院参加希望”という題名で、お送り頂けましたら幸いです。
定員になりましたら締め切らせていただきます。
※会場が定員20名になりますので、参加ご希望の方はお早めの
ご連絡をお願い致します。

私たちが考える「いい病院」とは何か?

私たちの母体である「いい会社」研究会では、「いい会社」の定義として、『従業員とその家族の幸せ』をめざす経営モデルを基に行う付加価値経営と定義し、「いい病院」、「いい福祉施設」
にも広く適用し、『医療者・職員とその家族の幸せを実現する組織がよい』とする考え方を基に調査・研究、更に実践することまで目標にしています。

私たちは、病院や福祉施設に関わる人に視点を持ち、それら個々の【ステークホルダー】の立脚点で検討していくことを定義しました。従来の考え方では最重要とされてきた患者と

その家族のみという考え方ではなく、医療提供環境とその医療サービスの質を保つためには、「医療者」自身とその支援を行う家族に着目しています。

 

私たちが「いい病院」を考えるのは、なぜか?

私たちは「いい会社」研究会を母体に、「いい病院」とは何かを考える研究分科会を結成し、その活動を始めました。

医療を受ける権利は、日本では恵まれている一方、医療を取り巻く 環境が多岐にわたり、医療分野の受け持ちが肥大化し、機能不全や不平等を起こし、優れた日本の医療提供環境が崩壊しかねないと昨今、問題視されてします。

 

私たちの活動と未来

私たちの活動によって、広く普及している良い病院の定義と異なり、医療・福祉に関わるものたちの態度・関わり方の努力と行動によって、「いい病院」が日本全国に拡がることを期待しています。

 

I-cube夢の病院Project紹介

I-cubeの立ち上げと活動

「I-cube ~夢の病院Project~」は2002年に立ち上げた学生団体。当時は『チーム医療』という概念は医療界に定着しておらず,医療現場で職種間の壁は高かった。学生も同様で,医学部,看護学部,薬学部などそれぞれの学科ごとに集まる傾向があった。「学生時代にこの状態があるから大学を卒業した後もそれぞれの専門家で集まり,影で互いに悪口を言い合う」という仮説をたて,医療系学部のみではなく経済学部・法学部なども交えて学生時代から交流し学び合う『場』をつくり代表の小池氏が研修医となった後は,オフラインでの活動は縮小したが,インターネット上では活動を続け,約1400人が参加するメーリングリストとなっている。

代表小池氏から 医師として

時代は変化した。2000年代初頭はめずらしい概念だった『チーム医療』という言葉がごく当然のものとなり,異なる職種間でも互いに専門家間として一目おいた上での意見交換が通常のものとなった。医師をトップとするピラミッド上の構造は残存しているが変化しつつある。混沌としていた医療のレベルも,ガイドラインの作成や,外部評価の仕組みが定着し,特定の指標でランキングによる外部からの介入といった仕組みによって安定しつつある。しかしそのなかで,医療の重要なポイントを評価する仕組みはできていないと感じている。医療は社会にある病いや死といった悲しみからひとを救うための仕組みであり知恵だが,現場に身をおくとたくさんの心地良い感情があり幸せを感じる反面,ときに『憎しみ』が破裂し,関わる患者自身も含めた多くのひとたちが傷つき苦しんでいることを感じている。

「いい病院」とは

どうして憎しみがおこるのか。医療現場には国家資格・免許による多くの専門職で構成され,専門知識も深く,患者家族を含めた関係者の関係性は固定され,その立場が入れ替わることはありえない,もしくは極めて少ない。関係者が互いの立場に立ち得ない。そのため一方的な評価になりがちなのである。どうすればその一方向性を解決できるのか。それは,互いの立場を理解するための道標となる,指標である。ひとの病いを解決したいと願い仕事をしているものたちが,そこに向けてどう努力しているのか,努力したいと思っていてもできていないのか。当事者たちがその道を進むために役立つ道標であり,かつ他の立場の当事者とともにその道を進むために役立つような指標が必要なのである。

今まで世の中に存在する指標は,病院を外部から「一方的に」評価するものだった。それは一定水準の病院をつくるために一定の意義は存在あっただろうが,医療界の重要な対立を解決はせず,結局,ひとを幸福には導かない。「いい病院」は,医療の参加者の「幸せ」と向きあう。誰かを下流で犠牲にするのではなく,個人の力に頼るのでもなく,基本的な仕事をしている関係者全員が基本的な幸せを得ることができる仕組みをつくろうと,「いい病院」では模索している。

Follow me!