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儲かっているはずなのに、資金繰りが厳しい・・!?

2021年6月21日(月)

経営者のお金の使い方を担当させて頂きます小林でございます。

前回、会社の血の巡り(お金の流れ)が大切というお話をさせて頂きました。

キャッシュがないと、会社の利益は出ているはずなのに、倒産ということがあり得ます。

岩﨑税理士のブログ「企業倒産から学ぶお金の使い方」で取り上げられていましたので、

まだお読みでない方はこちらからどうぞ。 ⇒  

早速ですが、

儲かっているのに資金繰りが苦しい・・のは何故なのでしょうか?

その原因のひとつに、運転資金の不足があります。


・事業を継続していくには運転資金が必要です。

  運転資金=売上債権+在庫-仕入債務


売上債権:売掛金などすぐに入ってこないお金

仕入債務:買掛金などすぐに支払わなくてもよいお金

会社のお金は、商品などを仕入ることにより在庫に変わって、それが売れると売上債権になって、

仕入債務の支払をして、売上債権を回収してとクルクル循環しています。

売上債権がたくさんあるということは今使えるお金が少ないってこと・・

在庫がたくさんあるってことは、お金がその分減っているってこと。。

まだ入金がないのに、仕入れたものの支払い時期はきてしまう。。。

試算表上では、

在庫は資産として貸借対照表の商品などに計上されているので、

まだ経費化されていないけれど、お金はもう支払っているのでない。

売れていない在庫は、売上原価にならないから、

儲かっているように見えているだけということもあり得ます。

試算表を作成したら、損益計算書だけでなく、

貸借対照表も見て、在庫が不自然に多くなってないかなどにも目配りが必要ということですね。

儲かっているから、お金が潤沢ということにはならないので、資金管理が必要なのですね。

お金の使い方からも、会社に関わるすべての人が働きながら幸せになれる「いい会社」の入り口へ辿り着くことができると思っています。

お金の使い方について、ご一緒に考えて参りましょう。(次回に続く・・)

(Y.Kobayashi)

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